ゴミ屋敷は放置せず早めの対応を
理由1 悪臭や害虫・害獣が発生する
ゴミ屋敷の場合、臭いが定常的に発生しているため、一般の消臭剤で消すことは困難です。また風通しや温度、湿度などが住人にとっては不快である一方、害虫にとって住みやすい環境となります。害虫や害獣の被害は少なからずあるはずですが、ゴミが溜まっているため、駆除も進められません。また、不快であることだけが害虫・害獣の問題ではありません。これらの害虫・害獣が病原菌を媒体する危険性もあります。
理由2 健康へ悪影響がある
悪臭や害虫・害獣の発生、住居の機能の制限は、健康被害も引き起こします。ノミやダニによる痒みや湿疹はもちろん、不衛生な空気やネズミ等の害獣に付着した細菌は、病気のリスクを高める原因となります。
理由3 火事が起こりやすい
ゴミ屋敷が火災のリスクも高めます。コンセントから発火がしやすくなり、火が広がりやすく、また放火等の危険性が高まります。ゴミ屋敷では非常に火事が起こりやすい条件が揃っています。
理由4 行政指導・強制執行が行われる前に
ゴミ屋敷が近隣住民に悪影響を及ぼしている場合、条例等に基づいて行政機関から指導が入ります。多くは近隣住民からの申し出を受け、自治体が現場を訪問してゴミ屋敷の状態を確認し、住民への指導・勧告を行います。こうした行政からの命令を受けても対処が行われない場合、行政機関によって強制的に執行することがあり、生じた費用はゴミ屋敷の住民が負担しないといけません。